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みなさん、フランスの世界遺産の「ポンデュガール」ってご存知ですか?
おそらく、聞いたことがない方がほとんどだと思います。
実は私たちも、TBSの「世界遺産」という番組をたまたま見て知りました。
ポンデュガールは2000年前に古代ローマ人によって作られた、高さ48mもある水道橋が見どころです。
ただ、日本人にとってはかなりマイナーな世界遺産で、ほとんど情報がないところが難点です。
実際、私たちは観光中に帰宅困難になってしまいました...。
そこで今回は、私たちの失敗を踏まえて、ポンデュガールを観光する際に気をつけてほしいことをまとめました。
ポンデュガールの基本情報
ポンデュガールってどんなところ?
フランス南部に位置するポンデュガール(Pont du Gard)は、ローマ時代の驚異的な建築技術を今に伝える水道橋です。
2000年以上前に建設されたこの壮大な構造物は、ガルドン川を跨ぎ、古代ローマ都市ニームへ水を供給するために作られました。
高さ48メートル、長さ275メートルにも及ぶ3層のアーチは、圧巻です!
トレイルコースには、すでに崩壊してしまった橋もそのまま残されています。
1985年にユネスコ世界遺産に登録され、現在も多くの観光客が訪れています。
場所・行き方
ポンデュガールは、フランス南部のプロヴァンス地方にあります。
ニームやアヴィニョンからは車で30分から40分ほどでアクセスでき、バスでも行くことができます。
アヴィニョンからポンデュガールへバスで行く方法
ポンデュガールへはアヴィニョン・バスステーションから115番のバスに乗っていくことができます。
アヴィニョン・バスステーション【Avignon-Pem】
↓ 115番バス(約40分)
17:13 ポン・デュ・ガールバス停【Vers-Pont du Gard】
↓ 徒歩(約10分)
ポン・デュ・ガール着
バス:片道€2
バスは、lioというサイトで検索します。
※なぜか、Googleマップで検索しても出てきません。
バスは本数が非常に少なく、乗り遅れると帰れなくなる可能性があるので必ず帰りの時刻も調べてから行くようにしてください。
バスの乗り場について
バスの発車場所は、「Avignon-Pem」というバスターミナルにあります。
少しわかりにくいのですが、アヴィニョン中央駅から徒歩5分のところあります。
チケットは、運転手さんに直接代金を支払うシステムです。
現金のみだったと思うので、ユーロを用意しておきましょう!
降車場所は、「Vers-Pont du Gard」ですが目印などは特にありません。
バスに乗る際に、運転手さんにポンデュガールに行きますと伝えておくと降ろしてもらえると思います。
営業時間
月によって営業時間が異なるので注意してください。
期間 | 時間 |
---|---|
11月〜2月 | 9時-19時 |
3月、10月 | 9時-18時 |
4月〜6月、9月 | 9時 - 19時 |
7月〜8月 | 9時-20時 |
入場料
橋を見るだけなら入場料はかかりません。
ミュージアムに入る場合は大人1人€8でツアーガイドは€15です。
初ポンデュガールでの失敗談
私たちは今回、初めての南仏旅行で初めてのポンデュガール訪問でした。
「バスを使えば安くて簡単に行ける」という情報を見つけたので、ツアーではなくバスで行くことを選択しました。
しかし事前に調べていたとはいえ、やはり海外。調べていた情報通りになることも少なく...
結果、土砂降りの中で1時間外でタクシーが来るのをひたすら待つことになりました。
みなさんは同じことにならないように、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
失敗1:思っていた場所で降りられなかった
ネットで調べると、ポンデュガールに行くには「Vers-Pont-du-Gard」というバス停で降りると書いてありました。
バス停があるのだから、絶対に停まるだろうと思っていたのがそもそもの間違いでした。
Googleマップでバス停の場所に★をつけていたので、「もうそろそろだな〜」と降りる準備をしていたのですが...
あれ?なんか通り過ぎてない???
と気づいたのも束の間、どんどんポンデュガールから離れていくバス...
これはまずいと思い、次に停まったところで運転手さんに「ポンデュガールに行きたいんだけど...」と聞くと、
「もっと手前で降りなきゃダメだよ。ここで降りて違うバスに乗りな。」と。
え〜〜〜〜!もっと手前って、全然ポンデュガールに近くないんですけど?適当なこと言ってるのかな?
と思いつつ、バスに乗り続けるわけにもいかなかったので、仕方なく降りることに。
しかも、バスは調べても全然ない。
終わった...
この時点で引き返してもよかったのですが、どうしても行きたかったのと「ここまで来たのに見ずに帰るのか?」という気持ちで、なんとか40分歩いてポンデュガールまで向かいました。
小雨の中、人気のない田舎道を歩いていたので、絶望的な気持ちでした。笑
失敗2:タクシーで帰れると思い最終バスに乗らなかったら、タクシーが全く来なかった
パリを出てアヴィニョンに到着したのは14時過ぎ。
アヴィニョン中央駅からポンデュガール行きのバスに乗ったのが16時半で、到着は17時過ぎの予定でした。
アヴィニョンへの最終バスが18:19だったので、観光時間は1時間と見込んでいました。
しかし、行きのバスで時間をロスし、実際の観光時間は20分程度に...。
正規ルートではない道から入ったため、まず橋を見てから正面玄関に辿り着きました。
閉館間際で観光客はおらず、お土産ショップの店員も帰り支度をしていました。
インフォメーションセンターのスタッフに「もう最終バスは行っちゃうけど帰れるの?」と聞かれ、当時はUberでタクシーを呼んでいたので「タクシーで帰るから大丈夫!」と言っていましたが、まさかの途中でキャンセルに。。。
このあたりからかなり焦り始めました。笑
ポンデュガールの周りには何もないのでタクシーもUberも捕まらず、スタッフが全員帰ったら本当に帰れなくなるのでは?という不安が押し寄せました。
残っていたスタッフに「帰れなくなったから助けて」となんとかお願いし、地元のタクシーを呼んでもらいましたが、外で30分待つことに。
土砂降りで日も暮れてきて、寒さと不安で絶望的な気持ちでした。
タクシーを待ちながらUberも探していたところ、奇跡的に近くを走っていたUberが5分後に来てくれることに!
びしょ濡れの私たちを見てタオルを貸してくれ、元の行き先はアヴィニョンでしたが、その日宿泊予定だったアルルのホテルまで変更してくれたドライバーさんは、まさに神様のようでした。。。
(タクシーを呼んだのに、放置してすみません。電話が使えず連絡手段がなかったため無断で去ってしまいました…。)
注意点
今回の失敗を踏まえて、注意してほしいことは以下の4つです。
- 事前にバスの時刻表とルートを確認する
- Uberやタクシーが来ない可能性に備える
- 天候に注意し、悪天候の場合の対策を準備する
- 携帯電話の充電と現地SIMカードの用意
事前にバスの時刻表とルートを確認する
バスの本数や出発時間は時期によって異なります。
事前にバス停の場所や乗車・降車ポイントを調べておきましょう。
運転手にポンデュガールに行きますと伝え、降車場所を確認するのも有効です!
絶対に忘れてはいけないのが最終バス。
しっかり確認して、早めに帰路に着くようにしてください。
Uberやタクシーが来ない可能性に備える
ポンデュガールではUberやタクシーがすぐに見つからないこともあります。
事前に地元のタクシー会社の連絡先を調べておくと安心です。
私たちは、1時間ほど粘ってようやく1台来てくれました。
天候に注意し、悪天候の場合の対策を準備する
天気予報を確認し、悪天候の場合の対策(傘やレインコート)を用意しておきましょう。
私たちは、2泊分の荷物が入ったリュックを持っていたのですが、それぞれ小さい折り畳み傘一本ずつしかなかったたので靴も服もカバンの中もすべてずぶ濡れになりました。
スマホのモバイルバッテリーと現地SIMの用意
マップを見たり、バスを調べたり、Uberを呼んだりするのにスマホは必須!
近くにお店もないのでモバイルバッテリーはなかなか入手できません。
予備のバッテリーは必ず持っていくようにしましょう。
また、現地で使えるSIMも忘れてはいけません。
私は今回、「airalo」というeSIMを利用しましたが、ポンデュガールでも問題なく使用できました!
おかげでUberも使うことができました!
まとめ
今回は、ポンデュガールでの失敗談をご紹介しました。
「旅にトラブルはつきもの」と言いますが、なるべく避けたいですよね。笑
注意してほしいことは、以下の4つです。
- 事前にバスの時刻表とルートを確認する
- Uberやタクシーが来ない可能性に備える
- 天候に注意し、悪天候の場合の対策を準備する
- 携帯電話の充電と現地SIMカードの用意
みなさんも、ポンデュガールへ行く際は最終バスにはお気をつけくださいね!
最後まで読んでくださりありがとうございました。